対岸の火事

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友人が自宅ビルでぼや騒ぎがあったなんて話をしていた夏の夜。
その翌朝、大事な睡眠時間を奪わんとする暑さから開放されるべく、
不法侵入のリスクと引き替えに全開にしていた窓から入ってきたのは
けたたましいベルの音。
なかなか鳴りやまない大音量に、誰か目覚まし時計を止めてやれよと
苛つき始めた頃、追い打ちを掛けるように侵入してきたのは
蝉の大合唱を軽々とかき消すいくつものサイレン。
まさかと思い窓から外を見てみると、そのハーモニーの正体は
次々と隣のマンションに横付けされていく3台の消防車と1台の救急車に、
東京ガスと東京電力の緊急車両による6重奏だった。
ウチとの間に管理棟があるものの煙も全く見えなかったので、結果的には
大したことは無かったのだろうが、それは、災害は決して対岸の火事では無いと
思い知らせる警告のベルだったのだろう。




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