2004年4月アーカイブ

人の住みか

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都会の超高層マンションに居住することを一つのステータスと
考えている人もいるだろうが、ただ憧れるだけでは気付かない
超高層ならではの問題がある事を、ある記事で読んだのだが、
思ったよりも多くの問題があることに驚いた。
それはステータスはもとより、喧噪から逃れられる、景色が抜群、
泥棒に入られにくい、蚊やゴキブリが居ない、などといった
利点を上回る意外な内容だった。

素人に想像が付くのが、1階までが遠い、ケータイの電波が入りづらい、
風が吹くと揺れる、火事の時に困る、などといったところだろうが、
実際は想像が付かない内容が多い。

まずは天気がわからない。え?と思ったが、曇りでも雨でも空が白く見えて、
降っているのか否かがわかりにくいそうだ。
次に、上層に行く程建物が軽くならないとバランスがとれないので、
柱や梁が細くなったり壁が薄くなったりするそうで、
これが音が外に漏れる原因になるらしい。

ココまではまだわかるような気もするが、さらに想像の付かない自体が・・・。

幼い子供の居る家庭に於いて、低層階の居住者が買い物だランチだ井戸端会議だと
一日に何度も外に出るのに対して、高層階では下に降りるのに時間がかかる為に
それらを一回で済ませてしまう。そのような生活スタイルは、人付き合いが減り、
子供が外で遊ぶ時間が減り、親子が離れないため子供の行動が受け身になり
自発的でなくなるという悪影響を及ぼすという。
統計上でも、登校拒否、生活習慣病、体力の低下などに出ているらしい。

確かに子供に良いとは思えないが、そこまではっきりしているとは驚いた。
そこまで考えて入居している人はいるのだろうか?
いや、統計に出ていると言うことは考えていないからなのだろう。

そして最後は、低層階と高層階で倍以上も価格が違ったりする為に、
同じ建物に住む人々の所得格差が激しく、管理組合の運営や
住居者同士の合意が難しかったり、些細なことで他の住居者を意識したりと、
こんなところが住み難さを生んでいるという。

結局人間はこんなところでいがみ合うんだと、
超高層マンションから感じ取れてしまうところが悲しい。

上層階に行くほど部屋を小さくするなどして全戸同じような価格帯にし、
エレベータ管理費もまた階によって比例させて、そして超高速エレベータを
多数配備している超高層マンションがあれば良いと考えてしまうが、
何故存在しないのだろうか?

結論としては、田舎に住むのが一番だと改めて思ってしまった。
でもコンビニがあってブロードバンド回線が来ているという条件は外せない、
というのも悲しい・・・。

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若気の至り

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“5年前の俺”シリーズ第2弾。
手抜きだとかコラムでもなんでもないという声が聞こえそうだが、
一ヶ月更新されてない事への危惧をとりあえず懐古で誤魔化してみる。

−−−−−−−−−−−−−−−−
周囲は静寂と暗闇に満たされていた。
降り始めて間もない雨が冷たいアスファルトに叩き付けられる音も
しばらく走り続けていたその男の耳には到達していなかった。
勢いよく雨水を蹴っていた汚れたスニーカーの動作も徐々に鈍くなり
自らの意志に反し重くなったその足をついには停止させた。
乱れた呼吸を整えようと男は静かにそしてゆっくりと無限の夜空を見上げた。
容赦なく顔を打ち付ける雨粒は半ば朦朧としていた男の意識を甦らせ
同時に男を逃避させたあの記憶をも覚醒させるのに十分な勢いを持っていた。
男は瞼を閉じると聞こえ始めた激しい雨音と車の音を耳にしながら
その記憶の波に身を投じた。
−−−−−−−−−−−−−−−−

・・・何を考えて書いたのだろうか?

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